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外傷に対する挿管時の導入

挿管時に投与する薬剤は病態によって分類する。
①気道緊急(無反応、無呼吸あるいは瀕死の呼吸状態、心停止)
鎮静:なし
鎮痛:なし
筋弛緩:なし 顎が十分に柔らかくない、あるいは開口が不十分な場合は、適宜筋弛緩薬を使用する(ロクロニウム0.9-1.2mg/kg スキサメトニウム1.5mg/kg べクロニウム0.1-0.2mg/kg):エスラックス5ml/50kg

②気道閉塞(顔面または頸部外傷に伴う気道閉塞で挿管困難が予想される)
鎮静:なし
鎮痛:フェンタニル0.5-1μg/kg適宜:フェンタニル1ml/50kg
筋弛緩:なし 

③酸素化不十分・低換気
鎮静:プロポフォール0.5mg/kg/10秒
鎮痛:フェンタニル1-2μg/kg適宜:フェンタニル1-2ml/50kg
筋弛緩:ロクロニウム0.9-1.2mg/kg or スキサメトニウム1.5mg/kg or べクロニウム0.1-0.2mg/kg:エスラックス5ml/50kg

④ショック
・sBP<80
鎮静:なし
鎮痛:フェンタニル0.5-1μg/kg適宜:フェンタニル1ml/50kg
筋弛緩:ロクロニウム0.9-1.2mg/kg スキサメトニウム1.5mg/kg べクロニウム0.3mg/kg:エスラックス5ml/50kg
・sBP80-100
鎮静:ケタミン1mg/kg or ミダゾラム0.1-0.3mg/kg or エトミデート0.2-0.6mg/kg:ケタラール5ml/50kg
鎮痛:フェンタニル1-2μg/kg適宜:フェンタニル1-2ml/50kg
筋弛緩:ロクロニウム0.9-1.2mg/kg スキサメトニウム1.5mg/kg べクロニウム0.3mg/kg:エスラックス5ml/50kg

⑤頭部外傷・GCS合計4-8 (ショックなし)
鎮静:適宜リドカイン1.5mg/kg(咳反射抑制、頭蓋内圧上昇抑制)後に、プロポフォール0.5mg/kg/10sの速度で、2.0-2.5mg/kgまたはミダゾラム0.2-0.3mg/kg(効果発現まで少量ずつ投与)リドカイン5ml/66kg→プロポフォール10ml/50kg/30s
鎮痛:フェンタニル1-2μg/kg適宜:フェンタニル1-2ml/50kg
筋弛緩:ロクロニウム0.9-1.2mg/kg スキサメトニウム1.5mg/kg べクロニウム0.3mg/kg:エスラックス5ml/50kg※スキサメトニウムは頭蓋内圧を上昇させる可能性あり






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