★初期対応 ・ほとんどの場合、出血は片側からであり、呼吸音・レントゲンからどちらから出血しているか想定しておく。状態が許すのであればCT(できれば造影)を撮像する。 ・大量喀血:明確な定義はないが、500ml/day or 100ml/hr以上。 ・呼吸状態が悪化した際は挿管。 ・手技を待つ間は、患側を下にして 側臥位 にする ・出血量が多い場合、分離肺換気(DLV;differential lung ventilation)が必要。方法としては、①二腔式気管チューブ(DLT:double-lumen tube)、②通常の挿管からの気管支ブロッカーの挿入、③気管チューブを健側気管支へ挿入の3つがある。 ・①においては左右気管支にチューブを挿入するタイプ・片方の気管支にチューブを挿入し、もう片肺は気管部に空いた穴より換気するタイプの2つがある 気管支の構造としては、右上葉へ行く気管支が近位より分岐するため、片方の気管支にチューブを挿入するタイプでは、 左気管支用 のチューブを用いる。女性35Fr,男性37Fr以上(気管支鏡を入れるため) ・緊急時は片肺挿管あるいは気管支ブロッカーも使用できるが、そのうち挿管チューブを抜去しDLTへ移行する必要性がある。 ・両側肺からの出血が著しく、DLVを行なっても酸素化が得られない状況では、PCPS導入を躊躇なく決断するべき ・子供(4-12歳)は5Frの気管支ブロッカーを使用可能。